開発許可申請図書の作成業務
開発許可申請業務の多くは、建築計画に起因する事から、一般的には建築設計事務所が窓口となる事が多いのですが、公共施設の整備改善を伴う場合などの土地利用計画の変更や区画形質の変更は、土木設計の分野となるため、土木の技術者がマネジメントする事が一連の許認可手続きをスムーズに進める上で重要となります。
当社は、様々な分野の人材を有する建設事業に関する技術者集団でありますので、開発許可申請業務のみではなく、開発行為許可後の工事監理、確定測量、分合筆登記、完了手続等の開発行為に関する全ての業務を処理する事が可能です。
開発許可申請図書作成 事例
山田町船越小学校災害復旧建設予定地測量調査設計業務
面積a = 1.6ha
- 測量業務(基準点測量、現地測量、路線測量、用地測量)
- 設計業務(整地設計、道路詳細設計、開発許可申請図書作成)
- 補償業務(建物等の調査)
造成設計業務
宅地の造成・公園の造成・農地の造成・工場の造成等様々な造成計画があります。しかし、ここで説明する造成計画は、単に整地工事の設計だけでなく、良質な宅地等として供給するために必要なライフラインの整備も含めた生活環境の設計も行う業務です。
公園造成設計 事例
紫波中央駅前広場設計業務(オガールプロジェクト)
面積a = 1.2ha
- 街区の設計
宅地、道路、公園、緑地、河川等の配置計画 - 道路設計
道路網、横断構成、平面線形、縦断線形等の設計 - 排水施設設計
雨水排水設計、汚水排水設計、調整池の設計、河川設計等 - 給水設備、電気設備設計
給水ルート及び必要な給水設備の設計、受電設備の設計等 - 整地設計
造成計画高設定、土量バランス、運土計画、防災計画等 - 設計協議
関係機関との協議調整
野営場造成設計 事例
十和田八幡平国立公園網張集団施設地区岩手山麓野営場実施設計業務
野営場の実施設計:約0.84ha
フリーサイト実施設計:約0.17ha
概要十和田八幡平国立公園網張集団施設地区岩手山麓野営場には、テントサイトと多目的広場(フリーサイト)が整備されているが、テントサイトは駐車場が遠く離れているため、資材や荷物の運搬に支障を来し、フリーサイトは水はけが悪く降雨の後は使用が制限されている。また、設備的には、利用施設に電源設備や給湯設備が無いなど、近年のキャンプ場利用形態に追いついていない実態がある。併せて、建物や工作物の老朽が著しく、早期の整備が求められている。テント・フリーサイトの機能を向上させるため、また、施設利用者の利便性の向上を図るために、新たな駐車スペースの確保や電源設備の設置、老朽施設の改修整備など、再整備の実施設計を行った業務です。
弊社の技術部では、社内の補償調査・測量調査・地質調査の部門と連携し、トータルな計画の提案をさせていただくことが可能です。社外の補償・測量・地質などの調査会社と連携する場合、データの共有や情報のやり取りなどに手間がかかり、スムーズに計画が進まないこともあります。その点、自社内に補償調査部門・測量部門・地質調査部門を持つ総合建設コンサルタントが行う土木設計では、調査を行う段階から情報の共有を行い、より細かなデータを基に土木計画を提案いたします。